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舌にできものを見つけた時に知っておくべき5つの事

舌にできものを見つけた時に知っておくべき5つの事

口内炎を含めて舌にできものが出来ると話す時も食事の時も常に動かしている部分だけに違和感や痛みを感じて不快な思いをします。

中には口内炎のように放置して自然治癒をするできものと、早期治療が必要なできものや容易に原因を取り除く事の出来るものがあります。

口腔がんの中で50%と最も頻度が高い舌癌の早期発見、早期治療に結び付けられるよう、当然素人判断は危険ですが必要以上に不安にならない為に知っておきたい5つの事をご紹介します。



 

舌にできものを見つけた時に
知っておくべき5つの事

 

舌にもおできは出来る


舌の表面はとても皮膚が薄いので口内炎などの炎症が起きやすいだけではなく、沢山の神経が通っているので刺激に弱く、熱さや痛みをダイレクトに感じ脳にもそのまま伝達されています。

舌に現れるできものと言えば口内炎がメジャーですが他にも内頬や下唇を噛んでしまうと、その後も同じところを何度も噛んでしまう事がありますがこれもできものの一種で粘液嚢胞と言います。

また顔や首と同様に舌にも「おでき」や「いぼ」が出来る事があり、珍しい事ではない良性の腫瘍で「舌乳頭腫」と言います。

この2つは問題のないできものですが大きいとレーザーメスや凍結外科といって異常な細胞を凍らせて死滅させる方法が取られる為、口腔外科で処置を受けます。

 

舌にも結石は出来る


胆石や尿路結石と同じ様に唾液腺にも結石はできます。唾液の排出菅に入った異物や細菌などを中心に唾液に含まれるカルシウムがくっついて結石ができます。

このカルシウムは歯の健康状態を保つ為ですが、カルシウムの量が多いと唾石症を発症しやすくなると言われていて、誰でも発症する可能性があります。

舌を上に持ち上げ下の歯の根元付近に唾液の排出菅があり、多くの場合がこの付近で症状がみられます。

放置する事は危険で、結石が完全に排出菅を塞ぐと激痛に襲われるだけではなくそこから感染症を引き起こす要因にもなる為、耳鼻咽喉科で早期に治療をしましょう。

 

味覚が変わってきたら疑う病気


最近味覚が変わってきたり、疼痛、不快感といった症状が現れてきたら舌の表面や舌の両側を見てみましょう。もしレース状の白っぽいものが左右対称で出来ていたら「扁平苔癬」の可能性があります。

初めは小さい板状や斑状の白い病変ですが次第に病変同士がくっついて大きくなってきます。発症原因は様々で歯が尖っていて、その部分に舌が当たっていたり歯の詰め物などに使われている金属にアレルギー反応している事もあるので、その場合は歯科治療で改善されます。

それ以外が原因の場合は1つ1つの原因に合わせた治療を行い、症状が出ている部分にはステロイド剤を塗るのがメジャーな治療法ですが完治には長期間かかるそうです。

途中で治療を放棄すれば再発しやすくまた極稀ですが癌化する事がある為、根気強く治療をする事が大切です。

 

口腔がんの中でも頻度が高い舌癌


舌を含む口の中に出来る白や赤いブツブツを伴った腫瘍は口腔がんの約30%と決して低くない確率です。舌癌は男性に多く見られ50~70代で多く発症していますが、最近では20代でも発症する傾向にあります。

舌癌は喫煙、飲酒、義歯、虫歯による持続的な刺激や損傷がきっかけになる事もあります。舌癌は舌の前方2/3の所と左右の縁に出来ることが多いのですが、稀に舌の根元に出来る舌根癌もあります。

舌癌は舌の一部が硬くなったり異物感や口臭、喋りにくくなったりしたが動かしにくくなります。またまだ癌ではない前癌状態の白板症や約半数が癌化する赤板症のように舌の粘膜が赤くなる症状や、扁平苔癬の症状を感じたら早期に医師の診察を受けましょう。

舌癌は癌の中でも違和感を感じやすく早期発見、早期治療が出来る癌ですので、いつもと口の中が違うと思った時点で医師に診てもらうと安心です。

 

舌の色で健康チェック


細菌の代謝の残り物により舌苔に着色する色が違ってきます。舌苔の色と言えば通常は薄いピンクですが時に白っぽくなる時はありませんか?

白くなること自体は病気ではありませんが風邪を引いたり体調が悪くなると白い部分が厚くなることがあります。気になって舌ブラシや歯ブラシでゴシゴシ洗いたくなるところですが、舌には沢山の神経や味覚をキャッチする「味蕾」があるので無理に取り除く事は避けましょう。

白い舌苔があれば黒い舌苔もあり「黒毛舌」と言いビタミン不足、胃腸の機能低下、ストレスや真菌が原因で発症すると言われています。

口の中にはカンジダ菌という常在菌がいますが、ストレスなどで胃腸の機能が低下し免疫力も低下してきます。するとカンジダ菌が増えてきて、ヘモグロビンと沢山くっついてしまう事で舌が黒く着色されてしまいます。

白い舌苔も黒い舌苔(黒毛舌)もまずは免疫力の復活(向上)と暴飲暴食をせず栄養バランスを考えた食事、ストレスと上手く付き合い交わしていく事により自然と治ります。

人によっては抗菌剤を服用している事で発症する場合があるので抗菌剤の服用が治療となっていますので、医師と黒毛舌の状態を相談してみましょう。

また、舌にも皮膚同様にほくろが出来ることがありますが「ほくろ」ならば治療の必要はありませんが、粘膜が黒く着色されたように見える「悪性黒色腫」の可能性もある為医師の鑑別が必要となります。

万が一にも悪性黒色腫であった場合は化学療法や免疫療法などの治療を受ける必要が出てきます。

 

以上、舌にできものを見つけた時に知っておくべき5つの事をお伝えしましたが、いかがでしたか。

口内炎は放置して自然治癒が出来ますが複数発生したぶつぶつは医師による治療が必要です。やはり口の中をリステインやマウスウォッシュ等で清潔にする習慣と、定期的に歯科検診を受けて歯の詰め物のメンテナンスを行う事もとても重要です。

歯が欠けたり詰め物が取れたままにすると、その部分に舌が当たり舌を傷つけます。更にちょっとでも不安に感じればずっと気になりストレスの元にもなってしまいます。

どの診療科目で診察を受ければ良いか迷う時は先ずは通いなれた歯科もしくは耳鼻咽喉科で口の中を診てもらい、それから適切な診療科目を紹介してもらうと良いですよ。

 

まとめ

舌にできものを見つけた時に知っておくべき5つの事

・ 舌にもおできは出来る
・ 舌にも結石は出来る
・ 味覚が変わってきたら疑う病気
・ 口腔がんの中でも頻度が高い舌癌
・ 舌の色で健康チェック