月に1回の憂鬱な時期がまたやってきちゃった…。生理中はいつも眠い状態との戦いで仕事も手につきません。そもそも、生理中に眠くなる事が多いのはなぜでしょうか?
実は生理中による眠い状態は、女性ホルモンの一つの「プロゲステロン」が関連しています。このホルモンは、体温を上げる働きがある為、夜になっても身体の体温が下がりにくく、上がったままなので、質の良い睡眠がとれない為に、日中に眠くなると言われてるのです。
仕事中、とにかく眠くて仕方がない、どうにかしてこの眠気をすぐにでも取りたい時って沢山ありますよね。そんな時、オフィスで簡単に出来る対処法7選をご紹介します。
生理中の眠い頭をシャキッとさせる
オフィスで出来る対処法
ハーブティーを飲んで頭をシャキッとさせる
デスク作業中の眠気には、頭をスッキリさせる効果のあるハーブティーがお勧めです。その中でも、、、
レモングラス:気分をすっきりさせる、眠気を抑える効果があります。
ペパーミント:さわやかな香りで脳を刺激しスッキリさせます。
眠気にはカフェインが入っているコーヒー等が普通ですが、生理中に関しては、カフェインがホルモンバランスを崩してしまう為、控えた方が望ましいと言われています。
軽くストレッチをしてみる
首や背中や腰をストレッチしたり、背伸びをする事は筋肉を使う事なので、眠気に効果があると言われています。オフィスの椅子に座ったままでも出来る簡単なストレッチをご紹介します。
1.椅子に深く腰掛けます
2.片方の手を反対側の膝に乗せ、腰を中心に上半身を捻りましょう。(左右両方向します。)
3.次に足をできるだけ伸ばして、「おへそを太ももにつける」ように、上半身を徐々に前に倒していきます。
4.ふくらはぎや太ももの裏が伸びているなと感じたら、気持ちよく感じられるところでしばらく静止します。その間はゆっくり呼吸をしていて下さい。
また、デスクワークですと、上半身も疲れが溜まってこりやすくなり、血流も悪くなります。首や肩コリ等の原因として、肩甲骨が硬くなってしまう事が要因としてあげられる為、肩甲骨をよく動かすのが効果的でしょう。
1.てのひらを前方に向け低く万歳をしたような体制になります
2.両方の肩甲骨を中心グーと引き寄せたら3秒程保持し、一気に力を抜く。
このストレッチを数回行ってみて下さい。筋肉を動かす事で眠気防止になるだけではなく、肩こりの防止にもなります。
窓を開けて空気の入れ替えをする
窓を開けて、少しひんやりした風に当たってみましょう。眠気が襲ってくる時は、身体が温まっていて、とてもリラックスした状態です。そこで、外のひんやりした風に当たる事で、温まった身体を冷し、一時的に体温を下げてくれるので、眠気の解消に効果的です。
さらに深呼吸をする事で、新鮮な酸素を脳に送れば眠気を軽減できます。息を吸うときは鼻から吸って、吐く時はゆっくり口から吐くようにしてみて下さい。これを10回ほど繰り返して行ってみましょう。
冷したチョコレートやミント等の清涼系の食べ物を口に入れる
甘い物の代表として「チョコレート」があげられます。チョコレートには、脳のエネルギーとなるブドウ糖が豊富に含まれています。チョコレートを冷たくしておくことによって、口の中でかんだときの冷たさが、三叉(さんさ)神経を通して刺激となる為、脳の血管が広がり血流がよくなります。
血流がよくなることでブドウ糖も脳にどんどん送られ、代謝がよくなります。さらには、おいしいと感じる快楽ホルモン(ドーパミン)が分泌されるので、脳の働きもさらによくなってきます。眠気が襲ってきて、頭を切り替えたい時にはピッタリの食べ物ですね。
ミント等の清涼系の食べ物を口に入れる事も効果的です。代表的なものとしてガムがあげられますが、さすがに仕事中にガムを噛むのは難しいという方は、のど飴等でも代用できます。ミント系といえば、口に含むとすぐに、涙が出そうなほどの爽快感が、鼻や、目にしみますよね。それが刺激となり眠気が緩和します。
さらには、マスクを着用したまま、口に入れていると、刺激が直に眼にくるため一気に眠気が覚めます。身体を動かさなくても出来る対処法なので、誰にも怪しまれる事がないでしょう。
眠気に効果のあるツボを刺激する
眠気の解消には、頭と身体の血のめぐりを良くさせることが必要になってきます。デスクに座ったままでも出来る、眠気に効果のあるツボをご紹介します。
1.風池(ふうち)ツボ脳の血行をよくするツボです。場所は、後頭部の、髪の生え際あたりのくぼみに位置するツボです。両手の指の腹をあて、頭を後ろに反らせるようにして重みをかけると押しやすいです。
2.睛明(せいめい)ツボ疲れ目、眠気覚ましに効果的なツボです。場所は、目頭と鼻の付け根の間です。鼻の付け根をつまむような感じで刺激しましょう。
トイレに立ち気分転換する
ずっとデスクワークでパソコンが多ければ、もちろん眠気は襲ってきます。そんな時は思い切って、トイレに立ってみましょう。トイレに立つ事で気分転換になり、さらには歩いて身体を動かしている事で、強い眠気から解放されるでしょう。
さらには、トイレで少しだけ休憩してみたり、冷水で顔を洗うのも効果的でしょう。顔が難しくても冷水であれば、手を洗う事だけでも眠気は少し緩和する事が期待できるので、無理をしてずっとデスクに座っているよりは、トイレに行き気分転換をしてみて下さい。
足をよく動かす
足をよく動かす事で、眠気に効果があると言われています。これなら、デスクから立つ事もなく、周囲の人にも不審に思われないですよね。まずは、足の指をグーパーとよく動かしてみましょう。眠気が覚めるだけでなく、下半身まで血がめぐり気分もすっきりします。
さらには同時に足首もグルグルと回しながら行ってみましょう。もしそれでも、眠気が取れないようであれば、トイレに立ち足を冷水で冷す事で目が覚める効果があります。冷水が難しいようなら、洗顔シートやボディーシート等を使用して、足を洗っても同じような効果が期待出来ます。
いかがでしたか?
生理の時は、夜にどんなに寝ていても日中の仕事中に眠気が襲ってきます。そんな時、すぐに横になれればいいですが、そうもいきませんよね。もし可能であれば昼休みに10分でも寝れる事が出来れば、眠気が襲ってくる予防にもなります。出来ることなら昼寝をお勧めします。
また、あまりにも眠気が強い、立ってい居られない程眠気が襲ってくる等の、生理による影響が強い場合は、漢方薬での対処法がありますので、病院受診をお勧めします。生理の時期の自分の体調と向き合い、ストレスなく無理のない生活をする事で、ホルモンバランスも良くなります。
少しでも、調子が悪いなと感じたら、ゆっくり休む事も必要でしょう。
まとめ
生理中の眠い頭をシャキッとさせるオフィスで出来る対処法
・ ハーブティーを飲んで頭をシャキッとさせる
・ 軽くストレッチをしてみる
・ 窓を開けて空気の入れ替えをする
・ 冷したチョコレートやミント等の清涼系の食べ物を口に入れる
・ 眠気に効果のあるツボを刺激する
・ トイレに立ち気分転換する
・ 足をよく動かす