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亜脱臼で肩に後遺症を残さず治す為に行うべき5つの事

by ヘルスケアファクトリー

亜脱臼で肩に後遺症を残さず治す為に行うべき5つの事

脱臼と聞くと、「関節が外れた状態」をイメージできると思います。しかし、亜脱臼と聞くと、ちょっと聞き慣れないですよね。亜脱臼と呼ばれる状態は、「関節が完全に外れてはいないけど、少し外れている状態」のことを言います。

そのため痛みや違和感はあるけど大したことないから様子を見ようと放置されやすいケガと言えます。特に肩は転んだり、ぶつかったり、重いものを持ったり、引っ張ったりなどで強い負荷がかかりやすく、受傷しやすい部位です。

もし肩に痛みや関節の動き、形の違和感を感じたら亜脱臼を起こしている可能性が考えられます。もし、亜脱臼を起こしており、気づかず放置してしまうと、慢性的な肩関節周囲炎や、四十肩、五十肩と呼ばれる状態になってしまうこともあります。

もしこのような状態になってしまうと、強い痛みを伴い、痛みからだけでなく思うように動かないといった肩関節可動域制限がかかり、日常生活を送るうえで著しい障害や後遺症になってしまうことがあります。

また、亜脱臼はしっかり治さないと癖になってしまい、繰り返してしまうという特徴もあります。今回はこのような状態にならないために、もし肩関節の亜脱臼が考えられた場合、行うべき5つの方法を紹介したいと思います。



 

亜脱臼で肩に後遺症を残さず治す為に
行うべき5つの事

 

自己判断で動かし、治そうとしない


亜脱臼状態は、痛みや動き関節の形に違和感を感じますが、普通に動いてしまうため見落としやすいケガです。関節が外れかかっている、もしくは少し外れている状態であるため、無理に動かすことで周囲にある筋肉、靭帯、腱、血管を傷つけて症状を悪化させてしまう可能性が高いと言えます。

そのため、自分で「大したことない」と思い、無理矢理動かして整復を試みてはいけません。たとえ整復されたとしても、周囲の組織に何らかの損傷を起こしている可能性が非常に高いと考えられます。

そのような状態で動かし続けると、亜脱臼を繰り返してしまうことになり、症状が増悪してしまいます。そのため、自己判断で治さない、治ったと思い込まないことが大切であると言えます。

 

三角巾や包帯で固定する。


亜脱臼はぶつかったり、スポーツなどの強い負荷がかかることで起こるケガですが、中には生まれつき起こしやすい体質の人もいます。特に女性は関節が男性に比べ柔らかいため、少しの負荷でも亜脱臼を起こしてしまう人もいます。

そこで亜脱臼が考えられる状態になったときに行う応急手当の一つとして、三角巾や包帯で固定することがあげられます。三角巾や包帯がない場合、服やベルトをなどを利用して固定する方法もありますが、注意すべきポイントとして、強く締めすぎないことがあげられます。

強く締めすぎてしまうと、循環障害や受傷部周辺組織の損傷を起こしてしまい、逆に症状を悪化させてしまう可能性があります。強く締めすぎず、少しゆとりを持った固定方法が望ましいと言えます。

また、肩のサポーターや、キネシオロジーテープなどのテーピングといった固定方法も症状悪化予防の効果を期待できます。

 

冷やす


亜脱臼は、関節が外れかかっているか、わずかに外れている状態であるため、受傷部周辺の組織は炎症や出血を起こしている可能性が高いと考えられます。そのため、炎症や出血を抑えるために受傷部を冷やすことで痛みと症状緩和、さらに症状の早期改善につなげることができると言えます。

炎症や出血をすると必ず受傷部は熱を持ちます。そのため、どんどん腫れていくことが予想されます。腫れを引かせ、痛みを緩和させるための応急手当として患部の冷却はとても高い効果が期待できます。

プロ野球が好きな方は、ピッチャー選手が投げ終わり控えている間、アイシングバッグにて冷やしている姿を見たことがあるかと思います。高い負荷をかけた後に、肩の損傷を抑えるための応急手当としてアイシングがとても効果的であることを意味している姿と言えます。

受傷部の熱を取るための効果的な冷やし方ですが、袋に氷を入れ、氷全体をひたひたにつかる程度に水を入れます。するとでき上がるのが摂氏0℃の氷嚢です。この摂氏0℃の状態が一番熱吸収に優れているとされ、多くのスポーツ選手や、治療現場にて取り入れられているアイシング処置としています。

冷やす時間帯は15分から30分の間を目安とすればよいでしょう。アイシング始め急激に熱が奪われるため、強い痛みを伴う冷たさを感じますが、ごく数分でこの感覚がなくなっていくので、この数分を我慢すると痛みや熱感が引いてくるのを実感できます。

あまり長時間アイシングしすぎると凍傷を起こしかねないので、15分から30分を目安に冷やしましょう。

 

受傷部の安静を保つ


自己判断で動かさない、固定する、冷やすと続くと当然、安静を保つということがあげられます。必要以上に動かさないことで、受傷部のさらなる損傷を防ぐことを目的とします。見た目と感じ方が大したことないと思えてしまうため、おろそかになりやすいポイントと言えます。

安静を保つことはどのケガ、病気にも共通して言える応急手当と治療方法とされています。具体的に想像してもらうための例をあげると、鼻血がでているのに鼻を無理矢理かみ続けると血はとまりませんよね。

例えがおかしいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、傷ついている部分にさらに負荷をかけても治らないというふうに捉えてもらえたらと思います。

 

速やかに病院へ行き治療を受ける


「ただ単に痛めただけだから、どうせ湿布と痛み止めだけでおしまいでしょ」と思われる方が多いポイントだと言えます。確かに病院にわざわざ行くのは面倒だし、大変だし、お金がかかるしとデメリットが多く見えますよね。

しかし、レントゲンやCT、MRIといった画像診断はとても重要な診断材料となります。例え今回は「ただ痛めただけの打撲」だったとしても、次に受診したときに再び画像診断を行ったら、必ず過去のデータと比較して診断を行います。

結果、亜脱臼が見つかりやすく、適切な治療を受けることができると言えます。困ったときのかかりつけ医を作るためにも、後々になんらかの不具合を感じた場合、速やかに治療してもらう準備を整えるという意味でも、病院へ行き、医師に診察してもらうことがよいと言えます。

自分自身、目で見える画像診断を受けることによって、より症状を納得し治療を受けることができます。

 

以上、亜脱臼で肩に後遺症を残さず治す為に行うべき5つの事をお伝えしましたが、いかがでしたか。

いざという時のための応急手当を知っておくことで、症状の悪化を予防することができ、再発防止にも役立てることができます。

もし、なんらかの不具合を感じたら、自己診断と自己治療するのではなく、プロの視点による多数の診断を受けることで、より確実な治療を受けることができ、後々起こるかもしれない後遺症を防ぐことができると言えます。

 

まとめ

亜脱臼で肩に後遺症を残さず治す為に行うべき5つの事

・ 自己判断で動かし、治そうとしない
・ 三角巾や包帯で固定する。
・ 冷やす
・ 受傷部の安静を保つ
・ 速やかに病院へ行き治療を受ける