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赤ちゃんが肌荒れする原因と対処法となるスキンケア

赤ちゃんが肌荒れする原因と対処法となるスキンケア

妊娠する前は、赤ちゃんって生まれた頃からぷくぷくしてて肌はすべすべでもっちりしてるイメージがとてもありました。世間には『赤ちゃん肌』という言葉もあるし、テレビや雑誌などに写っている赤ちゃんってとてもきれいな肌をしていますよね。

ですが、実際に子供を産んでみて実は赤ちゃんって結構カサカサしていてそんなにスベスベしていないんです。なんなら毎日違うところに湿疹が出来たり赤くなったりして、肌荒れしやすい事に気づかされました。

今回は赤ちゃんの肌荒れする原因やトラブルの対処法となるスキンケアの方法をお伝えしていこうと思います。



 

赤ちゃんが肌荒れする原因と
対処法となるスキンケア

 

赤ちゃんの肌の内部のメカニズム


赤ちゃんの肌は大人よりも肌の中の水分含有量や皮下脂肪が多いので肌がきれいに見えるそうです。また紫外線や外的な刺激をあまり受けておらず、新陳代謝が活発なので肌の入れ替わり《ターンオーバー》が常に繰り返されているので、透明度やキメが細かいんですね。

ただし、赤ちゃんの肌は大人の肌よりも層の構成比が違います。皮膚は大きく分けると外側から《真皮》《表皮》《皮下組織》から成り立っているのですが、赤ちゃんの場合その細胞一つ一つが小さいので、大人の肌よりも層が薄いのです。

特に《真皮》は大人の3分の1から半分ほどしかありません。また《表皮》は、タンパク質と脂質からなり、肌を外の刺激から守る役割をしています。ですが、赤ちゃんはこの働きが不十分で、乾燥したり、外からのちょっとした刺激で傷ついたりかぶれたり、また紫外線に対する保護機能も足りないのです。

それから、赤ちゃんの肌は水分量が多いと言われてますが、《角質層》に多く蓄えてある水分量も生後3ヶ月ごろを過ぎると次第に減少し始め、1歳頃までに大人と同じくらいまでの水分量になります。

また、赤ちゃん特有のムチムチ感は、《皮下組織》に蓄えられた脂肪で、外部からの圧力を保護する役割をしていますが、生後1歳を過ぎると減少していきます。

 

赤ちゃんの肌の表面


赤ちゃんの肌細胞の数は大人と変わりません。なので、表面積が小さい分キメの細かい肌をして居るんですね。しかし汗を分泌する汗腺が密集していることになるため、大人と比べると2〜3倍以上汗をかきやすいと言われています。

汗をかくと汗が蒸発するときの気化熱で体温が下がりますが、表面の潤いも気化してしまうため減少してしまいます。赤ちゃんの皮脂の分泌量はとても不安定です。生後3ヶ月くらいまでは母親のホルモンの影響で皮脂の分泌量は多く、また汗もかきやすく肌がベタベタしやすいため、新生児ニキビなどの乳児湿疹ができやすい時期になります。

生後3ヶ月を過ぎると今度は皮脂の分泌量が激減するそうです。皮脂膜が形成されづらくなるため、肌水分を失い乾燥しやすく、刺激にも敏感な時期になるんですね。ですから、汗をかいたり皮脂でベタついた肌に埃やダニなど外的刺激をうけると、湿疹などの肌トラブルが起きやすくなるんです。

さらに大人の肌の表面は弱酸性に保たれ、雑菌の繁殖を抑えていますが、乳児の肌は中性に近く細菌が増殖しやすいので、肌トラブルが起こりやすくなっています。そして、赤ちゃんは大人と比べて肌の生まれ変わり《ターンオーバー》が盛んなので、汗や皮脂の混じった垢が肌表面にたまりやすいです。

なので、赤ちゃんの肌は汚れやすく、乾燥しやすく、傷付きやすいデリケートな肌だと言えます。

 

赤ちゃんの肌荒れの原因とスキンケアの方法


赤ちゃんの肌の状態を理解していただいたところで、特に起こりやすい乳児湿疹の代表的な肌荒れの原因と、赤ちゃんの肌の清潔を保つための細やかなスキンケアの方法を紹介していきます。

 

新生児ニキビ


①特徴生後1週間から1ヶ月の間によく見られる思春期ニキビと同じような赤いぶつぶつで、おでこや頬などに現れます。場合によっては顔全体から首にかけて出来ることもありますが、肌の清潔を保つように心掛けていれば生後1〜2ヶ月くらいで自然治癒していきます。

②原因母親からの女性ホルモンの影響により、皮脂の分泌が多い赤ちゃんは皮脂が毛穴に詰まりやすくなる事が原因です。また触れる布団などのちょっとした汚れが刺激になったり、赤ちゃん自身がかきむしったりする事で悪化したりします。

③ケアの方法毎日《キメの細かい泡》で顔全体までしっかり洗って、泡などの石鹸成分が肌に残らないようにしっかりゆすいであげましょう。顔などはガーゼを使って優しくしっかり落としてあげると良いです。

乾燥しても余計に皮脂の分泌を促してしまいますから、お風呂の後はクリームやオイルなどを使ってしっかり保湿してあげてくださいね。

 

乳児脂漏性湿疹


①特徴生後2〜3ヶ月頃までに新生児ニキビと並ぶくらい多く見られます。首より下には出ず、皮脂腺の多い顔面や頭部、また耳の周りなどにできます。じくじくしたものから赤く腫れ上がったりかさぶたになったりする物まで様々です。

②原因母親からの女性ホルモンの影響により、皮脂の分泌が多い赤ちゃんは皮脂が毛穴に詰まりやすくなる事が原因です。頭皮や耳の周りなどは特に皮脂の分泌が盛んなので、洗い方が不十分になることが多く湿疹が出来やすいです。

③ケアの方法毎日《キメの細かい泡》で顔全体までしっかり洗って、泡などの石鹸成分が肌に残らないようにしっかりゆすいであげましょう。顔などはガーゼを使って優しくしっかり落としてあげると良いです。

眉毛や頭皮の中に油の塊があるようなら、オイルなどを入用前に付けておくと落ちやすくなります。乾燥しても余計に皮脂の分泌を促してしまいますから、お湯はぬるめで、お風呂の後はクリームやオイルなどを使ってしっかり保湿してあげてくださいね。

 

あせも


①特徴新生児からねんねの時期、夏場の汗をかきやすい時期などに赤い湿疹の紅色汗疹(こうしょくかんしん)が見られます。首回りや背中、関節部分やおしりなど、汗をかいて蒸れやすい部分にはあせもができやすく、ちくちくとしたかゆみが出ます。

場合によっては、爪で引っ掻いたところに黄色ブドウ球菌に感染しとびひのように膿が出て広がってしまうこともあります。新生児期には透明や白色に現れる水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)と呼ばれる、痒みのほとんどないあせももあります。

②原因赤ちゃんは大人より体温が高く汗をかきやすいのですが、汗腺が未発達なため体温調節がしにくくなっています。そのため、首回りや背中など蒸れやすいところを中心にあせもはできやすいです。おしりふきで拭いた直後におむつをはめるのもおむつの中は蒸れやすくなります。

③ケアの方法毎日入浴し、汗をかいたら拭いてこまめに着替えさせてあげましょう。おむつもおしっこを少量しかしていなくてもまめに変えてあげると良いです。おむつ交換やお風呂の後など、ベビーパウダーを蒸れやすい部分に付けてあげると蒸れにくくなります。

また肌に触れるものは天然素材で通気性の良いものを選んで、できるだけ汗をかきづらい環境を整えてあげましょう。もし搔き壊して酷くなってしまった場合は小児皮膚科を受診してくださいね。

 

アトピー性皮膚炎


①特徴顔面や頭部、更に首回りや膝裏などの肌の弱くなりやすい部分に広がって赤みを帯びた痒みの続く湿疹ができます。乳児脂漏性湿疹に似ていますが、何度も繰り返し、数カ月にもわたって続く特徴があります。酷くなるとかさぶたになり、そこがひび割れ出血を伴うこともあります。

②原因アトピー性皮膚炎の原因については未だに明らかにされていません。ですが可能性として、遺伝的にアトピー性皮膚炎の体質を持っていること、またダニやハウスダスト、特定の食べ物に含まれるアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)に反応して引き起こされると考えられています。

③ケアの方法アレルゲンが特定できない場合は、どんな時にアトピーの症状が出るのかをしっかり観察してあげ、悪化する原因を近づけさせない事が大事になってきます。また清潔を心がけ肌を拭いた後などは保湿をしてあげるとかゆみがある程度抑えられます。

出来れば病院でアレルギーの検査を受け、悪性因子を調べておくと悪化を未然に防ぎやすくなりますね。

 

食物アレルギーによる湿疹


①特徴アレルゲンとなる食品を摂取、または汁などに触れることにより現れる湿疹や痒みです。全身に赤い湿疹が広がったりすることが多いですが、酷い場合呼吸困難や下痢などの症状がでる場合もあります。

②原因赤ちゃんは大人に比べアレルギーに対する抵抗力が低いです。また、赤ちゃんの発育環境によってアレルゲンになりうるものか個人差がでます。牛乳などの乳製品や小麦、卵や豆類などはアレルギーが出やすい食品とされています。

アレルギーが出やすい製品が同じ工場で使われているだけでもアレルギーの症状として現れることもありますので、口にする食べ物には充分注意が必要です。

③ケアの方法離乳食は生後5〜6ヶ月から始める事が良いとされていますが、月齢によってアレルゲンに対する抵抗力も違いますから、確認した上で、離乳食はできるだけ月齢にあったアレルギー症状の出にくいものから始めてあげる事が大事だと思います。

また離乳食を始めたら、いきなり一度にいろんな種類を与えるのではなく少量づつを単品で2日続けて与えてみるなどすると、どの食品に対してアレルギー反応が出ているかわかりやすいと思います。もしアレルギー症状が出てしまったのなら、病院でアレルギー検査を受け、どの食品や物質にアレルギー反応が出やすいのか調べても良いですね。

アレルゲンとなる食品などが分かれば、1歳を過ぎるまでは消化器官が未熟ですからアレルゲンとなる食品を与えることを控えた方が無難だと思います。ただし、1歳を過ぎると調理の方法や摂取の量などによってアレルギー反応が出辛い場合もあり、少量づつ食べさせることでアレルギーに対する耐性ができることもありますので、医師と相談した上で色々な食品を食べさせてあげても良いですね。

 

以上、赤ちゃんが肌荒れする原因と対処法となるスキンケアをお伝えしましたが、いかがでしたか。

赤ちゃんの肌荒れする原因と対処法を書いていきました。出やすい湿疹にほぼ共通して言えることは、赤ちゃんはデリケートなので、常に清潔を心掛け保湿して肌を強くしてあげることですね。

保湿のクリームやオイルを塗る際は赤ちゃんとのスキンシップにもなるので、是非毎日の保湿で触れ合い楽しく肌育をしてあげてください。それでも治りが悪い、気になる事がある場合は躊躇わず小児皮膚科を受診してあげてくださいね。

 

まとめ

赤ちゃんが肌荒れする原因と対処法となるスキンケア

・ 赤ちゃんの肌の内部のメカニズム
・ 赤ちゃんの肌の表面
・ 赤ちゃんの肌荒れの原因とスキンケアの方法
・ 新生児ニキビ
・ 乳児脂漏性湿疹
・ あせも
・ アトピー性皮膚炎
・ 食物アレルギーによる湿疹