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ブヨをはじめとする虫刺されの症状とそれぞれの対応方法

ブヨをはじめとする虫刺されの症状とそれぞれの対応方法

ブヨをはじめとする「虫刺され」と聞くと夏場を連想しがちですが、季節問わず一年中発生します。ただし冬場より夏場の方が活動する虫が多いため、実際被害が多いのは夏場です。

それだけ虫刺されは私たちにとってありふれた皮膚病の一つと言えます。虫に刺されると赤くなったり、かゆみを帯びたり、腫れたりと様々な症状が起こります。

これは虫からの毒やかゆみ成分が体内に入るためのアレルギー症状です。アレルギー症状の起こり方にはすぐに症状が起きる「即時型反応」と2~3日経って症状が起こる「遅延型反応」があります。

虫に刺された時、自覚した時にはもう虫の姿がないことが多く、何に刺されたのか特定することは難しいです。しかし、刺された場所やアレルギー症状をきちんと把握することで取るべき対応がわかります。

以下に代表的な虫と刺された時の症状、取るべき対応について紹介していきます。



 

ブヨをはじめとする
虫刺されの症状とそれぞれの対応方法

 

ブヨの場合


ブヨは高原や山の渓谷沿いに多く生息し、春から夏にかけて3月~9月の朝と夕方に活動します。体長2~4mmほどの大きさで集団で活動するため、群れに遭遇すると大量に刺される可能性があります。

わずかな痛みの後、数時間~半日後に強い痛みを伴って赤く腫れあがります(遅延型反応)。ブヨに30カ所以上刺されたりすると刺した時に残すアレルゲンを含む酵素毒によって生命の危機になることがあるため、腫れや痛みが長く続く場合も含め、皮膚科の専門医を受診しましょう。

ブヨに刺されたと気づいた時に行うべき対応は酵素毒を絞り出すことです。刺された直後であれば爪で傷口を挟んで酵素毒を絞り出します。そして清潔なぬれタオルで拭いてください。

傷口を拭いたらシャワーなどで42度以上のお湯をかけ続けます。ブヨの酵素毒は熱に弱い性質があります。42度以上のお湯をかけ、肌の表面温度を30分間保つことで酵素毒は変性し、中和されてその後の症状が軽くなります。

ただし、この方法は刺されてすぐに気付いた場合です。数時間~半日経ってしまった傷口にしてしまうと逆効果となる場合があるので注意しなければなりません。

薬を塗る場合はステロイド系軟膏を選びましょう。酵素毒は蚊とは成分が違うため、普通のかゆみ止めが効きにくいことがあります。

市販でも売っていますが、できればより効果が強い病院で処方されるステロイド外用薬が望ましいです。

 

蚊の場合


数ある虫の中でよく刺されるトップと言っても過言ではないのが蚊です。夏から秋にかけてどこにでも現れます。蚊は刺す時痛みを感じないようにする唾液を注入するため、痛みを感じることがまずありません。

しかし刺されてすぐにかゆみを訴える即時型反応と1~2日後に現れる遅延型反応が症状として現れます。これは年齢が関係しています。

子どもの頃は蚊に刺された回数が少ないためアレルギー反応が強く出ますが、大人になると刺され続けた結果、体が慣れてきてあまりかゆみが出なくなります。

そのため、赤ちゃんや子ども、また大人であっても蚊アレルギーの人は注意しなければなりません。刺された部分を中心に大きく腫れあがった場合は専門医への受診が必要です。

蚊に刺された時、温める人と冷やす人がいますがどちらが正しいのでしょうか?答としては両方正解です。温めることでかゆみの成分が破壊されるためかゆみを止めることができますし、冷やすことでかゆみを麻痺させて抑えることができます。

ただし温める場合は、熱いと感じるぐらい温度が効果的なのでやけどと、温度が低いと逆効果になるので温度に気をつけてください。

薬を塗る場合はかゆみだけなら抗ヒスタミン剤主体のもの、腫れや赤みが続く場合はステロイド剤配合のものを選びましょう。

 

ハチの場合


ハチにもいろいろありますが、たいてい私たちの周囲で見かけるのはアシナガバチやスズメバチによるものです。春から秋にかけてどこにいても刺される可能性があります。

刺されてすぐに鋭い痛みを感じ赤く腫れあがります。体質によって個人差はありますが、ひどいとアナフィラキシーショックといって、血圧低下、発熱、頭痛、呼吸困難になって、最悪死に至る時があるので少しでも様子がおかしかったら病院に行きましょう。

アナフィラキシーショックの場合、時間との勝負です。自己にてできる処置としては「針抜き」と「毒の吸いだし」です。ハチの針には毒袋がついており、そのままにしておくと毒が体内へ入り込んでしまいます。ピンセットなどで手早く抜きましょう。

この時、手で抜くのは針を押し込む危険性があるため、絶対にダメです。そして針を抜いたら傷口を水で洗い流しましょう。ハチの毒は水に弱いため、5~10分ほど水で流しながら毒を絞り出します。

たまに口で毒を吸いだそうとする人がいますが危険なので止めてください。薬を塗るのなら抗ヒスタミン配合のものやステロイド剤配合の軟膏のものがおススメです。

ただ、ハチは毒性が強いものが多いので病院で処方される薬が一番適当です。

 

毛虫の場合


初夏の頃になると木から釣り下がっていたり、庭木にくっついていたりして刺されやすいのが毛虫です。刺されると赤い小さな発疹がたくさん現れ、ひどいかゆみが現れます。

一見、じんましんのように見えますが、じんましんは体全体に広がるのに対し、毛虫に刺された時は部分的にしか広がりません。毛虫に刺された時はハチの時と処置は同じです。

刺さっている毒針を取り、流水で洗い流します。痛みがある時は氷などで冷やしましょう。薬を塗るならヒスタミンやステロイドが配合されたものが良いですが、やはり一番いいのは病院に行くことです。

 

ダニの場合


ダニはどこにでもいて布団の中にも入ってくるため、寝ている時に刺される人が多いようです。皮膚の柔らかい部分を好んで刺すので、二の腕、お腹、太腿、が集中して被害に遭いやすいです。

刺されてすぐに激しいかゆみを感じることがあれば、1~2日経って激しいかゆみを感じることもあります。数mm~2cm程度の赤い腫れと中心に水泡ができるのが特徴です。

刺された時には流水で洗い流したら、ステロイド系の虫刺され薬を塗りましょう。かゆみでかく前に塗るのが大切です。かきむしってしまうと「とびひ」になってしまう場合があり、とびひになると痕が残ってしまうことがあります。

とびひになってしまったら病院にかかりましょう。

 

以上、ブヨをはじめとする虫刺されの症状とそれぞれの対応方法をお伝えしましたが、いかがでしたか。

ブヨに始まりダニ、毛虫と様々なケースを紹介してきましたがいかがだったでしょうか?どれも身近にいる虫たちでいつ刺されてもおかしくないです。

刺された時、いかに処置が早いかでその後の様子は決まります。良好となるのも悪化となるのもあなた次第です。今回紹介した対処法を頭の片隅にでも留め置いて、いざという時に役立てられれば幸いです。

 

まとめ

ブヨをはじめとする虫刺されの症状とそれぞれの対応方法

・ ブヨの場合
・ 蚊の場合
・ ハチの場合
・ 毛虫の場合
・ ダニの場合