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乳児の発熱に慌てず対処!覚えておきたい5つの事

乳児の発熱に慌てず対処!覚えておきたい5つの事

赤ちゃんの機嫌がなんとなく悪い・・・念のため熱を測ってみたら「39度の発熱」なんてことがあります。小さな体でしんどそうにしている乳児の姿は見ていて心配ですし、特に一人目の子で看病に慣れていない場合はついつい焦ってしまいがちです。

でもお母さん、まずは落ち着いてお子さんの様子を観察してみてください。鼻水や咳はありませんか?食欲はありますか?耳を触るしぐさをしますか?便の状態や発疹の有無など、他にも発熱以外の症状がないか確認しましょう。

基本的には、熱があるだけで夜間や休日診療に駆け込む必要はありません。家庭で適切な対処をして病院の診察時間に受診しましょう。しかし、時には救急で診てもらった方が良い場合もあります。

以下の症状がある時は早急に医師の診察を受けてください。

・生後3か月未満で38度以上の発熱がある
・元気がなく、ぐったりしている
・38度以上の熱があり、頭痛や嘔吐の症状を伴っている
・意識がもうろうとしている
・苦しそうに呼吸をしている
・強い腹痛をうったえる
・ひきつけをおこした

以上は目安ですので、お子さんの様子がおかしいと感じた場合は上記以外でも迷わず受診しましょう。また、受診を迷っている場合は専用の電話窓口があるのでかけてみるといいかもしれません。

症状に応じた対処法や受診の必要性など、アドバイスを受けられます。
小児救急電話相談連絡先
一般ダイヤル回線(携帯・ダイヤル回線使用可)
#8000



 

乳児の発熱に慌てず対処!
覚えておきたい5つの事

 

身体を冷やす?温める?


赤ちゃんが熱を出すとついつい毛布で包んであげたくなりますよね。しかし、必要以上の保温は脱水症状の危険もあるのでおすすめしません。

子供はささいな外的要因でも熱が上がってしまいますから温めすぎてしまうと本来の体温がわからなくなってしまうのです。では、温めるタイミングや冷やすタイミングはいつなのでしょうか。

通常熱が上がってくるときは寒気や震えがしますよね。まだ言葉を喋れない赤ちゃんの場合は手足を触って判断すると良いでしょう。

熱が上がりきっていない時は手足が冷たく感じるはずです。その場合は毛布を掛けてあげると良いでしょう。しかし、手足が冷たいからといって分厚いものを着せる必要はなく、むしろ、薄手のものを重ねた方が賢明です。

熱は上がったり下がったりを繰り返すものなので簡単に着脱できるものの方が便利なのです。熱が上がりきると、赤ちゃんの手足は温かくなります。

その場合、毛布を取り、熱を発散しやすい恰好にしてあげてください。足の裏は熱の放出に大切な場所なので靴下は履かせないようにしましょう。

熱が上がりきった後は冷やしてあげても気持ちいいでしょう。氷のうをタオルに包み、わきの下に当ててあげると効果的です。赤ちゃんの皮膚は弱いので冷やしすぎには注意してください。

 

解熱剤のタイミングは?


苦しそうな姿を見ていると早く熱を下げてあげたいと思うかもしれませんが、解熱剤は使うタイミングがあります。一般的には38度5分を目安にといわれますが、高熱でも元気で食欲があるようなら使う必要はありません。

元気がなく食事がとれない場合やつらくて眠れない場合は体力を取り戻すためにも一度熱を下げてあげると良いでしょう。しかし、これはいったん解熱しただけであって病気そのものを治すわけではないので、乱用は避けましょう。

また、子供が服用することができる解熱剤の種類は決められています。他の薬との飲み合わせや症状、子供の体重によって変わってきますので、必ず医師から処方されたものを使ってください。

 

食事は?お風呂は?


食欲がない場合でも水分補給はしっかりとさせましょう。乳児期の赤ちゃんならば母乳で構いません。また、赤ちゃん用のイオン飲料や麦茶なども低月齢から与えることができるので飲ませてみても良いでしょう。

食欲がない場合、離乳食は体調が戻るまでお休み、または一段階戻しましょう。完了期以降のお子さんは食べられるものを様子を見ながら与えましょう。発熱時の入浴はやめておきましょう。

身体を拭いてあげるとすっきりします。しかし、微熱で元気がある時は、軽くシャワーを浴びる程度なら大丈夫でしょう。この時、浴室と脱衣所をしっかり暖めて湯冷めしないように注意してください。

 

脱水症状に注意


赤ちゃんの発熱で一番怖いのは脱水症状です。進行してしまうと命に関わる危険もあるため用心する必要があります。脱水症状は初期症状と進行期に分けられ、それぞれ以下のような症状が出ます。

【初期症状】
・だんだん泣き声が小さくなる
・表情が乏しくなり、顔色が悪くなる
・肌が乾燥する
・唇が渇き、血色が悪くなる
・おしっこの量が減少する

【進行期】
・うとうとして眠ってばかりになる
・泣いても涙があまり出ない
・瞼がくぼんでみえる
・話しかけても反応が鈍くなる
・おしっこが出なくなる

この状態がさらに進むと、意識がなくなったり痙攣などが起こり、大変危険な状態となります。赤ちゃんは脱水症状を起こしやすく進行も早いため、初期症状の段階で適切な処置を施す必要があります。

上記のような症状が見られたときは、すぐに水分を与え、医療機関を受診しましょう。

 

熱性けいれんの対処


赤ちゃんが発熱をしたときは熱性けいれんを起こす可能性があることを知っていなければなりません。赤ちゃんの中には発熱をするとけいれんを起こしてしまう子がいます。

発熱後、手足を硬直させガクガクとけいれんを起こし、2~3分ほど意識を失う。このような症状を熱性けいれんといいます。中には、白目をむき泡を吹いたり、チアノーゼを起こす子もいます。

症状を初めて見る親は気が動転してしまう事が多いのですが、熱性けいれんは症状の観察がとても重要なので冷静に行動するようにしてください。

【けいれんが起きたときの処置】
1.子供の周囲のものを退かしましょう。けいれん中に怪我をしないための配慮です。
2.衣類を緩め横向きに寝かせる。嘔吐物が喉に詰まらないための措置です。
3.テレビや音楽を止める。

けいれんは脳と関連性があるといわれており、なるべく刺激を与えないようにするためです。そのため、大声で名前を呼ぶことは避け、周囲の声も抑えましょう。

【けいれんが起きたときに観察すること】
・けいれんの持続時間(必ず計りましょう)
・けいれんしていた部位はどこか
・意識の有無
・チアノーゼの有無けいれんが起こった場合は救急車を呼んでも構いません。

特に、けいれんの持続時間が長い場合や意識が戻らない場合はただちに救急要請してください。短時間のけいれんですぐに意識が戻った場合でも必ず医療機関を受診しましょう。

 

以上、乳児の発熱に慌てず対処!覚えておきたい5つの事をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

赤ちゃんの発熱には気を付けること、覚えておかなければいけないことが沢山ありますが、大切なことはその時の症状に合った選択をすることです。

赤ちゃんは生後6か月ごろ、お母さんからもらった免疫が切れると途端に様々な風邪を発症します。心配になりますが、こうして自力で免疫力を鍛えているのです。

とはいえ、苦しそうな姿はできれば見たくないものです。最初は難しいかもしれませんが、焦らず、冷静に対処して治療の手助けをしてあげられたら良いですね。

 

まとめ

乳児の発熱に慌てず対処!覚えておきたい5つの事

・ 身体を冷やす?温める?
・ 解熱剤のタイミングは?
・ 食事は?お風呂は?
・ 脱水症状に注意
・ 熱性けいれんの対処