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風邪の時に打つ点滴の目的とその効果とは

by ヘルスケアファクトリー

風邪の時に打つ点滴の目的とその効果とは

風邪で病院にかかった時、症状が重いと「点滴をしましょう」と言われることがあります。痛い思いは出来るだけしたくない…と思う方も多いでしょうが、確かに点滴をすると体が楽になることが多いものです。

点滴には風邪の特効薬が入っているのでしょうか?いいえ、そうではありません。風邪とは、鼻から喉にかけての上気道と呼ばれる部分に、ウイルスが感染して炎症を起こすものです。ウイルスは細菌と違い抗生物質が効きません。

インフルエンザを除くウイルスにはこれといった治療薬が無いのです。ですから風邪を治すのはあくまで自分自身の免疫の力です。風邪の時に打つ点滴は、ウイルスと戦う身体をサポートするためのものなのです。

実際にどのような効果があるのか見ていきましょう。



 

風邪の時に打つ点滴の目的と
その効果とは

 

水分補給


風邪の時に打つ点滴の大きな目的が水分補給です。風邪をひくと、熱を下げるために体内の水分を多く必要とします。また、下痢や嘔吐の症状がある場合では、思っている以上に水分が失われています。

脱水症状をさけるためには、風邪の兆候を感じた時点で、常温の水や湯冷ましを意識して飲むようにして水分補給を心がけると良いのですが、症状が急激に悪化してしまった時や、嘔吐がある場合は難しくなります。

そういったときに点滴をして水分を補給する必要がでてくるのです。この場合の点滴は生理食塩水で、何か特別な成分が入っているわけではありません。しかし、脱水症状の状態であるときに水分が補給されると、それだけで体が楽になり、症状が落ち着いたと感じるでしょう。

脱水症状が進むと命の危険もでてくるので、特に子供や高齢者には水分補給が大切なのです。

 

熱を早く下げることにもつながる


風邪の時に点滴を受けたら熱が下がった、という経験のある方がいるかもしれません。しかし、解熱剤を点滴するということはありません。解熱剤が必要な場合は飲み薬や座薬として処方されることがほとんどでしょう。

では、なぜ点滴で熱が下がるのかというと、水分が補給されることによって汗をかくため、点滴が終わると熱が下がっていることがあるのです。発熱は体の反応なので、よほど高熱が続いている場合以外は無理に下げない方が良いのですが、点滴の水分補給で発汗による自然な解熱も期待できるのです。

 

点滴で栄養をつける


栄養をつけるためにブドウ糖やナトリウムなどの電解質を含む点滴を打つ場合もあります。風邪を治すために必要なのは第一に栄養をしっかり取って体を休めることです。風邪の引きはじめであれば、これだけで十分回復できるでしょう。

しかしなんの対策もせずに症状を悪化させてしまうと、嘔吐や腹痛、または喉の強い痛みなどで、栄養を取りたくても取れない状態にまでなってしまうことがあります。そういったときに栄養剤の点滴の力を借りるのです。

点滴によってどれくらいのカロリーを摂取できるのかはブドウ糖の濃度によりますが、500mlの点滴で100~200カロリー程度です。これは市販のスポーツドリンクと同じくらいのカロリーです。

応急処置としては十分ですが、やはり点滴に頼らなくて済むように、症状が軽いうちからしっかりと栄養を補給しておきたいものです。

 

抗生物質を点滴する


抗生物質は細菌に効く薬です。ウイルス感染により起こる風邪そのものには、抗生物質は効果がありません。しかし、風邪が悪化し細菌の二次感染を起こしている場合には抗生物質の点滴をすることがあります。

細菌の二次感染がおこると、気管支炎や肺炎を起こします。風邪の痰が肺などに溜まりそこに細菌が感染することで肺炎になるのです。高齢者の場合は風邪やインフルエンザから肺炎を起こしやすく、二次感染は深刻な問題です。

二次感染が起こった場合でも症状が軽い場合は飲み薬として抗生物質を処方されます。しかし重症化している場合は抗生物質を点滴して対処するのです。

 

ビタミン点滴


免疫を高める働きをしてくれるビタミンC。風邪の引きはじめにビタミンCを取ると治りが早くなると言われます。点滴であれば血液中に直接入れるので、食事やサプリメントよりもビタミンCの働きに期待できるでしょう。

最近は健康管理や美容のためにビタミンC点滴を行っているクリニックも増えてきました。ビタミン点滴は風邪の治療を目的とする場合は健康保険が適用されませんが、施術を行っているクリニックであればすぐに対応してくれることが多く、会社の昼休みなど限られた時間でも受けられます。

風邪気味だと感じていて、これ以上悪化しては困る…というときに駆け込んでみるのも良いかもしれません。

 

以上、風邪の時に打つ点滴の目的とその効果とはをお伝えしましたが、いかがでしたか。

風邪の時に打つ点滴は、戦っている私たちの体を様々な角度からサポートしてくれるんですね。もちろん日ごろの予防をしっかりとして、病院のお世話にならないようにしたいものですが、それでも風邪は引いてしまうもの。家族や仕事のためにも早く治したい…そんな時に点滴は頼りになってくれる存在かも知れません。

 

まとめ

風邪の時に打つ点滴の目的とその効果とは

・ 水分補給
・ 熱を早く下げることにもつながる
・ 点滴で栄養をつける
・ 抗生物質を点滴する
・ ビタミン点滴