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水疱瘡に赤ちゃんがかかったら絶対注意するべき5つの事

by ヘルスケアファクトリー

水疱瘡に赤ちゃんがかかったら絶対注意するべき5つの事

水疱瘡(みずぼうそう)は水痘(すいとう)とも呼ばれる感染症です。原因となるのは水痘・帯状疱疹ウイルスというヘルペスウイルスの仲間が体内に入る(感染)ことによって発症します。

感染してから発症するまでの潜伏期間は2週間から3週間ほどとされており、強い感染力を持っていることから、気づかないうちに感染していたということが起こりやすい感染症であると言えます。大人の場合、ほとんどの人が体内に水痘・帯状疱疹ウイルスを持っており、免疫が通常通り働いていれば感染も伝染もしません。

しかし、疲れやストレスにより免疫力が下がってしまうと潜んでいた水痘・帯状疱疹ウイルスウイルスが活性化し始め、帯状疱疹と名前が変わり発症する可能性があります。

通常、水疱瘡は1度罹れば2度目はかからないと言われていますが、中には抗体が十分につかなかったり、働かないことから再び感染し、発症する人もいます。子供の場合、体内に水痘・帯状疱疹ウイルスがいないため、初感染で水疱瘡を発症します。

初感染は主に9歳以下の子供で占められており、誰でも罹る水疱瘡と思って放置していると、症状が重症化し脳炎や多臓器不全を合併し、最悪の場合死亡してしまうケースもあります。

特に赤ちゃんは重症化する割合が高いという調査報告があります。今回は赤ちゃんが水疱瘡に罹ったら注意するべき症状と対策を5つ紹介していきたいと思います。



 

水疱瘡に赤ちゃんがかかったら絶対注意するべき5つの事

 

予防接種を受ける


まず、水疱瘡に罹る前に絶対に行ってほしいこととして、水痘ワクチンの接種があげられます。

2014年10月より日本でも今までは任意予防接種(実費負担なので費用が高い)だったのが、定期予防接種(国、自治体が費用を負担するため無料)となったため、予防接種を受ける率が上がり、水疱瘡を発症しても症状が軽く済み、伝染率も下がっているという報告が上がっています。

水痘ワクチンは1歳から3歳までの間に2回接種を定期化されており、1回目の接種から3か月以上、推奨は6カ月から1年未満の間に2回目の接種を受けるようにと言われています。この年齢に該当しなくても、実費負担となりますが、どの年齢の人でも受けることができます。

しかし1歳以下の場合、十分な免疫力がつかない可能性や、予防接種による副作用、母子免疫により水疱瘡罹患率が低いことからワクチン接種の対象にはなりません。

感染後72時間以内にワクチン接種を受けることで発症を予防できるとされているため、小児科医の判断が求められるところもありますが、気づいたときにはすでに遅しということが多いです。

そのため、予防接種をうけられない1歳以下の赤ちゃんが水疱瘡を発症してしまった場合、症状から注意していきたいことを紹介していきたいと思います。

 

発熱への対処


子供それぞれによりますが、発熱を伴うことが多いです。体温が37℃前半から高いと39℃代の高熱が見られます。発熱時によく使われる解熱剤ですが、医師の診察治療を受けずに、自己判断で解熱剤のみを使うことで重症化のリスクをあげてしまいます。

理由として、発熱することでにより体内の免疫力が活性化するため、むやみやたらに解熱剤を使い体温を下げてしまうと免疫力の活性化を逆に抑えつけてしまう結果になってしまいます。また、発熱時に解熱剤を使うことで大量に汗をかきます。脱水症状を起こしやすくさせるのです。

そのため、医師の診察治療を受けずに解熱剤のみを使うことは、重症化させるリスクをとても高くしてしまうと言えます。発熱への対応として、寒気を感じているときは保温する、水分を多くとり脱水症状を予防することが望ましく、熱が上がり切ったら必ず暑さを感じるため、着衣の調整で体温のコントロールをしていくことが望ましいと言えます。

ただし、熱性けいれんを持っている場合などは速やかに解熱することが望ましいこともあるため、発熱が見られ普段と様子が違うと感じたら、かかりつけ小児科医の診察を受けることが最も望ましい対応と言えます。

 

発赤疹への対処


発症すると初期症状として、虫刺されのような発赤疹が見られます。若干のかゆみを伴うため、赤ちゃんであれば間違いなく掻いてしまいます。

掻いて傷をつけてしまうと、そこから細菌が侵入し、後々傷が残ったりするため、発赤疹が見られたら、直接掻けないよう服で発赤疹部分を守るととも、爪を短く切り、少しでも掻いて傷つかないよう対応することが必要です。

水疱瘡の初期症状では、体温が微熱であったり、発赤疹の数が少なかったり、かゆみが弱かったりすると確定診断がつけにくいことがあります。

そのため経過観察するよう医師から言われた場合、次にあげる症状が見られたら速やかに診察を受ける必要があります。

 

水疱と化膿への対処


発赤疹が少しずつ水疱(水ぶくれ)となり、その水疱が化膿してきます。この時期は非常に伝染力が強く、外出することを避けなければいけません。保育園に通っているお子さんがいる方はご存知かと思いますが、水疱瘡と診断されたら、登園してはいけません。

小学校も同様ですが、国が定める指定感染症であるため、通園通学不可、外出を控え、自宅や病院で療養することを法律が定めているのです。さらにこの症状が現れたら、非常に強いかゆみを伴うため、赤ちゃんの場合、掻き破ってしまうことが多く見られます。

水ぶくれを破ってしまうと細菌による二次感染のリスクをあげ、さらには強い痛みを引き起こしてしまう可能性が高いです。そのため、発赤疹ができたとき同様、水疱と化膿が見られる部分を覆い隠すような服をきて爪を短く切り整えることが必要です。

口の中や目の周辺にも水疱ができることもあり、特に口の中はかゆみより強い痛みを伴う場合が多いため、食欲が低下してしまいます。そのため、食事は無理せずに食べられるものを食べさせていくようにするとよいでしょう。

また、とてもかゆみが強いため、小児科医の診察を受けると飲み薬と軟膏を処方され治療していくことが一般的です。飲み薬は抗ウイルス薬と対症療法薬、軟膏は抗ウイルス薬、かゆみ止め、水疱を守る役割を果たす薬がミックスされたものが処方されます。

医師の指示通り、内服と水防部分に軟膏を塗っていくことがとても重要となります。ウイルス疾患であるため、放置しておいても治ると思われている方や、SNSなどでの書き込みが見られますが、デタラメの情報が記載されている場合も多いため、必ずかかりつけ小児科医の診察を受けてください。

重症化してしまうと取り返しのつかない事態を引き起こしかねません。

 

痂皮(かひ・かさぶたのこと)化したときの対処


水疱瘡が治癒してくると水疱・化膿していた部分が痂皮化してきます。痂皮になると伝染力はほぼなく、治癒したとみなされます。保育園に通っている場合、登園許可の意見書が医師より渡されます。ただ、痂皮ができるとかゆいですよね。治ったからといって油断してはいけません。

掻いて痂皮を無理矢理とってしまうことで傷を残してしまう可能性があるからです。また、傷つけてしまうと、そこから細菌感染を起こしかねません。これまで同様にキレイに痂皮が取れるまで服と爪で保護していくことが望ましいです。

また、発赤疹ができてからは体の清潔を保つことがとても大切です。入浴は普通に行っても構いませんが、かゆみが強く出てしまう可能性があるため、体を温めすぎない程度にサッと洗い、患部の清潔を保っていくことが大切です。

清潔を保ち、傷をキレイに治していきましょう。

 

以上、水疱瘡に赤ちゃんがかかったら絶対注意するべき5つの事をお伝えしましたが、いかがでしたか。

どの病気にも共通して言えるのですが、病院にかかり医師の診察を受けることがとても大切です。インターネットによる情報が豊富な現在、医療費負担も多く病院にかかることが面倒と様子を見てしまいがちであったり、コンビニ受診的に24時間の救急外来を受診しがちですが、専門医の診断がとても重要です。

赤ちゃんの場合、自治体によりますが、医療費助成制度が行なわれていますので、費用負担が少なく、自己判断による市販薬を使うより、病院受診したほうが費用も安く安全で確実な治療を受けられます。また、赤ちゃんはどの病気にも共通して言えますが、症状の重症化を起こしやすいため、早期の適切な治療が望ましいです。

必ず病院受診をして治療を受けましょう。

 

まとめ

水疱瘡に赤ちゃんがかかったら絶対注意するべき5つの事

・ 予防接種を受ける
・ 発熱への対処
・ 発赤疹への対処
・ 水疱と化膿への対処
・ 痂皮(かひ・かさぶたのこと)化したときの対処