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頭痛で後頭部が痛む時に疑うべき7つの病気

頭痛で後頭部が痛む時に疑うべき7つの病気
頭が痛い。体の痛みはとても辛いものです。気分が憂鬱になり、作業もはかどらない。特に頭痛は早く去って欲しいもの。いつものように頭痛薬を飲んで、しばらくすれば。ちょっと待って!その頭痛、何かの病気のサインかも。

痛みはどこからですか?後頭部が痛むようなら、命に関わる病気かもしれません。



 

頭痛で後頭部が痛む時に
疑うべき7つの病気

 

後頭神経痛


神経痛と聞くと、体のどの部分を想像しますか?手や足、関節などを思い浮かべますね。神経痛は全身のいたる部位に起こりうる痛みです。頭も同様。後頭部の頭痛は後頭神経痛の可能性があります。後頭部の中心から耳側まで。痛みの箇所によって3種類の呼び名になります。

1.大後頭神経痛(後頭部の中心)
2.小後頭神経痛(後頭部中心と耳の間)
3.大耳介神経痛(耳側)

いずれも後頭部に電撃的な痛みを伴います。頭痛の間隔は数秒から数時間。その痛みは数日から数週間続きます。後頭神経痛は頭痛のみで吐き気はありません。肩こりや首のこりで起こりやすく、日本人に多いのも特徴です。

自然消失するため特別な治療は必要ありません。また、命に関わる病気ではありません。痛みがひどい場合には、ブロック注射やビタミン剤があります。

 

頸椎症


首の頸椎が歪み、骨の間の椎間板を圧迫する頸椎症。飛び出した椎間板が神経を圧迫するために痛みが発生します。首の頸椎のため、後頭部の頭痛となります。頸椎の異常には様々な種類があります。

1.変形性頸椎症
2.頸部脊柱管狭窄症
3.頸椎間板ヘルニア
4.頸椎後縦靭帯骨化症

職業病とも言える頸椎症。同じ姿勢を長時間続ける職業の人に起こりやすいと言われます。コンピュータ関連の仕事や長距離ドライバーなどが当てはまります。また、頸椎症からくる後頭部の頭痛には特徴があります。

1.痛みの種類刺すような痛み。締め付けるような痛み。
2.発症時間起床時。
3.継続時間数分から1時間。

この他、何年も同じような後頭部の頭痛が続くことも特徴です。脳腫瘍やくも膜下出血の予兆の可能性もあるので早めの受診を。

 

解離性動脈瘤


血管は3層になっています。この3層の内膜が裂けると、内膜と外膜が解離し血管が薄くなります。血管が薄くなり、弾力がなくなると血管にこぶができます。これを解離性動脈瘤と呼びます。こぶが破裂するとくも膜下出血につながるので、注意が必要です。

動脈に解離が発生した時点で痛みが頭痛となってあらわれます。頭痛の種類は、うなじから後頭部にかけて強い痛みとなります。解離は2ヶ月かけて修復され、自然に治癒する場合もあります。ただし脳梗塞を起こす可能性もあります。異変を感じたらすぐに受診をして下さい。

 

くも膜下出血


よく聞く病名ですが、原因や症状はご存知ですか?脳はくも膜下という膜で覆われています。動脈のこぶが破裂した場合、くも膜下に血液がたまります。これがくも膜下出血と呼ばれ、非常に重篤な病気です。患者のうち、1/3は死に至り、1/3は障害が残ると言われています。

経験した事がないほどの頭痛に襲われます。よく『後頭部をハンマーで殴られたような激痛』と表現されます。40歳以上に多い病気で、吐き気や嘔吐、意識障害を伴います。後頭部に激痛を感じた場合は、すぐに受診して下さい。

 

髄膜炎


髄膜は脳脊髄液がたまり、脳を守るクッションの役目をしています。この脳脊髄液にウィルスや細菌が混入すると髄膜炎になります。通常、鼻やのど、気管などの粘膜にウィルスや細菌が感染します。そして最初は風邪症状を引き起こし、そのまま風邪のまま完治することもあります。

しかし免疫が低下している場合は要注意。そのウィルスや細菌が血液に入り、髄膜まで到達します。また中耳炎などの場合は、直接髄膜に入ることもあります。首が硬く曲がらない後頭部の頭痛で発熱や嘔吐を伴います。

意識低下、けいれんが起こると、脳炎の可能性もあります。脳炎は命の危険もある重篤な病気です。風邪なのに、こんなひどい頭痛は初めて。そんな時には髄膜炎の疑いがあります。

 

緊張型頭痛


日常よく起こる頭痛の中に、緊張型頭痛があります。緊張型頭痛の要因は大きく分けて2種類あります。

1.身体的ストレス無理な姿勢や長時間のパソコン使用など。
頭から肩への筋肉が緊張し、血流が悪くなります。血流が悪くなると乳酸などの疲労物質がたまります。これが神経を刺激して頭痛を引き起こしているのです。

2.精神的ストレス
人間関係や仕事の悩みなど。脳には痛みを調整する部位があります。しかし精神的緊張が続くとその部位が機能不全に。緊張型頭痛は後頭部ににぶい痛みがあります。持続時間は数時間から数日間を反復する場合や毎日続く場合も。同時に首や肩こりを伴いますが嘔吐はありません。眼精疲労を伴う場合もあります。

 

高血圧


高血圧そのものに頭痛はありません。しかし後頭部の頭痛と高血圧を併発すると重篤な病気のサインかもしれません。

1.高血圧性脳症高血圧で代謝に異常が起こると脳に水がたまります。これが脳浮腫と呼ばれる脳のむくみになります。頭蓋骨内部の圧力が上昇した症状を高血圧性脳症と言います。この圧力が上昇すると神経が刺激され頭痛が起こります。とくに早朝の頭痛で吐き気や嘔吐を伴う場合は注意しましょう。けいれんや意識障害、視力障害が起こることもあります。そのまま放置すると心臓や腎臓に致命的なダメージを与える場合もあります。

2.脳出血脳の血管から染み出た血液が脳内に血腫を作ります。その血腫が頭蓋骨の内部圧力を上昇させ、神経を刺激します。この神経の刺激が頭痛を引き起こします。

3.脳梗塞動脈硬化が原因で脳の血管がつまります。血管がつまると酸素なども行き渡らないため、組織が壊死します。壊死した梗塞が大きくなると脳がむくみ頭痛を起こします。

 

いかがでしたか?

現在、頭痛外来を行う病院も増えています。たかが頭痛と甘く考えず、体からのサインに気づきましょう。いつもと違う頭痛、長引く頭痛など。何か異変を感じたらすぐに専門医で受診しましょう。

 

まとめ

頭痛で後頭部が痛む時に疑うべき7つの病気

・ 後頭神経痛
・ 頸椎症
・ 解離性動脈瘤
・ くも膜下出血
・ 髄膜炎
・ 緊張型頭痛
・ 高血圧