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子供が喘息と診断された日から気を付けるべき5つの事

by ヘルスケアファクトリー

子供が喘息と診断された日から気を付けるべき5つの事

喘息という病名(診断名)を聞いたことがある、知っているという方は多く、耳鼻科や呼吸器内科のクリニックや病院に行くと置いてある喘息に関するポスターやパンフレットを見たことがある方もおられるのではないでしょうか。

大人の方であれば耳鼻科や呼吸器内科を兼ねているクリニックや病院で目にすることがほとんどかと思われますが、子供を持つ保護者の方は小児科のクリニックや病院でよくポスターやパンフレットを目にするかと思います。

子供の場合、風邪をひくと咳が続くことがよくあります。咳が続くとひょっとして喘息かもと心配になりますよね。そこで今回は、子供の喘息について診断された日から気を付けたい点を5つ紹介していきたいと思います。



 

子供が喘息と診断された日から
気を付けるべき5つの事

 

ずっと治らないの?


喘息という病気ですが、その症状について咳がとまらなくなるという認識を持っている方が多いと思われます。喘息という一言の診断名ですが、喘息にも実は種類が複数存在します。そのため、子供が喘息と診断されても驚かないように、喘息の種類についてお話しをしたいと思います。

喘息には、治癒する喘息と、ずっと付き合っていかなくてはならない喘息があり、この項では治癒する喘息についてお話ししていきたいと思います。

風邪(細菌やウイルス感染によるもの)が原因となり、気管支(のどから肺までの空気の通り道)炎を起こした場合、咳が続くことがあります。細菌やウイルスが特定できず、肺炎も起こしていない、少しゼーゼーヒューヒューという呼吸音が聞こえるけど、あまり苦しくなさそうであり、吐く息の量に問題がない場合、喘息様症状咳喘息と呼ばれる診断名がつくことがあります。

喘息という診断名がついていますが、細菌やウイルスによる感染が原因で気管支炎を起こしている場合、風邪が治ると同時に喘息様症状咳喘息も治ってきます。そのため、ずっと治らないと思い込み、長期間の安静や内服を行う必要はありません。

治癒についての判断はかかりつけの小児科医に相談し、安静や内服を必要とする期間の確認をすることがいいと言えます。必要以上に敏感にならず、落ち着いてかかりつけ医の治療方針と今後の経過を聞きましょう。

 

内服や吸入薬などを出してもらったけど、ずっと必要なの?


この項ではずっと付き合っていかないとならない喘息についてお話ししていきたいと思います。

呼吸機能検査(スパイロメーター)などの検査結果から喘息であるかが明らかになります。慢性的に気管支が炎症を起こしており、日常生活においても常にゼーゼー、ヒューヒューという呼吸音が聞かれ、頚下陥没呼吸や肩呼吸といった努力呼吸の症状が見られ、特に息を吐きだす力(呼気量)が著しく低下している状態であると喘息と診断名がつきます。

喘息という病気には、医療的治療が必要とされる呼吸困難を伴う激しい咳が続く症状(喘息発作)が見られることがあります。原因としてハウスダスト等によるアレルギー反応によるものではないかと推測されており、アレルギー反応であるため完治は難しいとされています。

そのため、内服や吸入により症状をコントロールしていくことが必要となります。風邪などの感染症が原因で喘息の症状が悪化してしまうケースもあるため、風邪などの感染症症状が見られたら、かかりつけ小児科医の診察を受け注意深く経過観察していくことが必要です。

喘息自体の完治は難しいですが、薬によって症状は軽快、消失させることが可能です。そのため、症状がなければ薬を中断し経過観察となるため、永遠に続ける必要はありません。かかりつけ小児科医に相談し、症状のコントロールをつけていくことが大切です。

 

喘息発作って突然起きるの?


喘息には、呼吸困難を伴う激しい咳が続く重篤な症状である喘息発作が起こる場合があります。喘息発作を起こした場合、入院治療が必要になるケースもあります。子供の場合、自分の体調の悪さを具体的に言葉でうまく伝えることができないこともあるため、注意深く経過を観察していく必要があります。

喘息発作に至った場合、呼吸困難を起こすため、意識障害を起こしてしまったり、放置すると低酸素脳症(脳に酸素が供給されないことにより脳細胞がダメージを受け、機能障害を起こす疾患)に陥ってしまう可能性もあります。速やかに治療を受けないと最悪の場合、生命の危険にさらされてしまいます。

しかし、重篤な症状である喘息発作は突然起きるものではありません。風邪などの感染症症状が見られ、その症状が悪化した場合、起こるケースが大半と言えます。風邪などの症状が見られたら、速やかにかかりつけ小児科医の診察をうけ、予防措置をとる必要があります。

 

薬以外で喘息発作を予防する方法はあるの?


生命に危険を及ぼす可能性がある喘息発作ですが、薬以外の予防策もあります。一番の予防策としてあげられるのは、日々の健康を維持するため、早寝早起き朝ごはんを心掛け、よく寝て、よく食べて、よく遊ぶことで生活リズムを整えることです。

子供の場合、規則正しい生活をおくることで、成長ホルモンの分泌を促すことができ、結果疲れを残さず免疫力を向上させることができます。免疫力が向上すると風邪などの感染症予防につながり、アレルギー反応も過剰に起こさないようになります。

共働き世帯が増えた現在、就労時間も様々であることから、乱れがちな子供の生活リズムですが、早寝早起き朝ごはんを心掛け、生活リズムを整えることが予防として重要になります。

 

旅行や運動はダメなの?


喘息はアレルギー反応として引き起こされている病気と考えられていることから、居住空間が変わったり、激しい運動が喘息発作を誘発するというイメージを持たれている方が多いと思われます。

しかし、喘息の症状は年齢を重ねるごとに改善される傾向にあり、症状のコントロールがついていれば、旅行や運動も問題ないとされています。喘息であっても、他の子供たちと一緒に遊んだり、スポーツを習ったりしても問題ありません。ただし、症状がコントロールされていることが前提であるため、定期的なかかりつけ小児科医の診察を受けることが必要です。

 

以上、子供が喘息と診断された日から気を付けるべき5つの事をお伝えしましたが、いかがでしたか。

喘息と診断されても種類があるのと、症状のコントロールがつけば重篤な症状である喘息発作は突然起こらず、普通の子供と同じ日常生活を送れるということをお話しさせていただきました。

喘息以外の病気にも共通して言えますが、生活リズムを整えることが健康維持する上で最も重要であり、一番の予防策と言えます。また子供の成長発達のためにも重要となるため、今一度生活リズムを振り返ってみるのもよいのではないでしょうか。

 

まとめ

子供が喘息と診断された日から気を付けるべき5つの事

・ 喘息って診断されたけど、この先ずっと治らないの?
・ 検査して喘息と診断され、内服や吸入薬などを出してもらったけど、ずっと必要なの?
・ 喘息発作って突然起きるの?
・ 薬以外で喘息発作を予防する方法はあるの?
・ 喘息の場合、旅行や運動はダメなの?